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トピックス
CLTで未来に備える
世界が”脱炭素”に向けて走り出している今、あらためて注目されているのがCLTなどの木質材料の使用です。内部にCO₂を蓄え、製造・建設時の排出量を抑えることができるCLTは、中大規模建築物にも多く使用されるようになっています。この木質材料の魅力や特性は、これからの建設・不動産の脱炭素化や新たな価値の創出に貢献します。
CLT先進事例
スマートシティAiCT
【施設概要】
所在地:福島県会津若松市●用途:オフィスピル複合施設●延床面積:オフィス棟4,679㎡●建物霞数:オフィス棟・地上3階[一部4階●構造:オフィス棟・S造●構造用木材使用量:オフィス棟・約100㎡[外装材]●建築主:会津若松市』株式会社AIYUMU●設計:株式会社白井設計●庖工:戸田・会津土建・八ツ橋・アクーズ会津特定建設工事●竣工:2019年3月
インターナショナルハウス・シドニー
【施設概要】
所在地:オーストラリアツシドニー●用途:オフィスピル、店舗●延床面積:7,920㎡●建物階数:地上7階●構造:1階・RC造、2〜7階・木質構造(集成材LVLl,CLT)CLT使用部位:床、ELV周り●殷計:TZANNES●竣工:2017年
CLT先進事例
国内最大・最高層※となる木造賃貸オフィスビルを計画
※計画発表時
【施設概要】
所在地:東京都中央区●用途:事務所・店舗・
駐車場等●延床面積:約26,000㎡●建物階数:地上17階(約70lm●構造:ハイプリッド木造●構造用木材使用量:約1,000
㎥超●建築主:三井不動産株式会社●殷計・施工予定者:株式会社竹中工務店●竣工:2025年予定(数値は想定)
海外の動向
スウェーデンの木材による街づくり
CLT活用のヒント
上層部使用タイプ
事例:ザ ロイヤルパーク
キャンパス 札幌大通公園
- 耐火時間の短い建物上層部を木質化するタイプ。耐火被覆による工事費アップを抑えつつ、建物重量を低減。また、プレハブ化によるローコスト化、工期短縮も可能です。
床のみ使用タイプ
事例:銀座8丁目計画
- 大判材としての特徴を活かし、床にCLTを使用するタイプ。延床免責あたりの木質材料使用量を読みやすく、施工性にも優れています。工法やパネル割りの工夫により工期や工事費も抑制できます。
仕上使用タイプ
事例:スマートシティAiCT
- 仕上材としてCLTを使用するタイプ。内装制限のない部分であれば現し仕上が可能であり、木特有の温かみや美しい木肌を活かせます。また、外観へ使用することで街のシンボルに。企業のイメージアップにもつながります。
準耐火・現しタイプ
事例:銘建工業本社事務所
- 別棟として、準耐火建築物、内装制限のない範囲で建物を計画し、CLTパネル工法等を採用。小規模で計画することで、構造的にも、デザイン的にも個性的で大胆な案を採用することができます。