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CLTで未来に備える
世界が”脱炭素”に向けて走り出している今、あらためて注目されているのがCLTなどの木質材料の使用です。内部にCO₂を蓄え、製造・建設時の排出量を抑えることができるCLTは、中大規模建築物にも多く使用されるようになっています。この木質材料の魅力や特性は、これからの建設・不動産の脱炭素化や新たな価値の創出に貢献します。
平28国交告第611号による設計
定義:水平力と鉛直力を受ける耐力壁にCLTを用いた構造
架構形式
小幅パネル架構
CLT陸屋根
小幅パネル架構
CLT勾配屋根
大版パネル架構
在来置き屋根
大版パネル架構
在来床・屋根
<鉛直構面>
- 小幅パネル架構・・・無開口のCLTを組み合わせる
- 大版パネル架構・・・開口を有するCLTを組み合わせる
<水平構面>
原則として矩形のCLTパネルで構成する「CLTを用いた建築物の設計施工マニュアル」より引用
構造計算ルート別の適用範囲
(ルート1は仕様規定との併用であり、一般の許容応力度計算とは異なる。)
適用範囲 | ルート1 | ルート2 | ルート3 |
---|---|---|---|
最高高さ | 13m以下 | 31m以下 | 31m超え60m以下 |
軒高 | 9m以下 | ー | ー |
階数 | 3以下 | ← | 4以上 |
架構形式 | 小幅パネル | ← | ← |
大版パネル① | ← | ← | |
ー | 大版パネル② | ← | |
接合金物 | Xマーク金物 | ← | ← |
応力に応じ設計 | ← | ← | |
構造計算 令81条 |
荷重・外力計算 | ← | 同左 +保有水平耐力 |
断面分析 | ← | ||
断面検定 | ← | ||
偏心率 | ← | ||
ー | 層間変形角 | ||
ー | 剛性率 | ||
ー | 応力解析 |
ー 規定なし
小幅パネル架構
大版パネル架構①
大版パネル架構②